保育日記

きんちゃん、ありがとう

とうに10年をはるかに過ぎる月日、下牧こども園で生き続けてくれた「きんちゃん」。子どもたちといっしょにいつかはこの日が来ると心の準備はしていましたが、一方で「がんばれ!」「長生きしてね!」といっぱい励ます言葉やきんちゃんの絵を描いてきた子どもたちでした。8日の午後3時20分でした。一人の年長児が「園長先生、きんちゃん息していないよ。」と知らせてくれたのです。副園長の放送で全園児を水槽前に集まりました。横たわって動くことのないきんちゃんを園児みんなが目に焼き付けて、手を合わせて、天国へ見送りました。子どもたちには「生きている以上、いつかはこの日が来るんだね。きんちゃんは、普通の金魚なら3年から5年しか生きられないとことを、この下牧こども園ではみんなに愛されて応援されて10年以上も生き続けることができたんだよ。すごいことなんだから、よぶんに悲しまなくていいから、『ありがとう、がんばったね』という気持ちで送ってあげようね。」と話しました。写真は、年長児さんが「きんちゃんへの手紙」を書いて私のところに持ってきてくれたものの一つです。

 

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